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地図・鉄道ファンには興味津々の資料です

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貴重な資料を菊池京子さんが見せてくれました。コピーですが、戦前は”参謀本部の地図”と呼ばれていた(今は国土地理院の)5万分の一地図です。明治43年(左)と昭和2年発行(右)の黒田原付近です。
 見どころは鉄道線路です。左図は1887年(明治20年)に開通の東北本線で駅名の「くろだはら」を見つけてください。それが勾配とカーブがきついのでほぼ今の路線に付け替え開通したのが1920年(大正9年)です。左図での黒田原駅の位置が、右図では上(北)に移っているのを確かめて下さい。さらに線路を見ると大分直線に近く白河方面に延びているのが分かります。大変な工事だったようです。
 どうして最初から変更しないで済むように作らなかったのでしょうか。それは土木技術の進歩に関係し、長い鉄橋や長いトンネルはできるだけ敬遠し、自然の地形に逆らわないようにしたからです。

タノさんnet写真館

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暑い日の夏空2点です。蝶たちは元気だ~!

那須町が誇る伝統芸能 「半俵の寒念仏」

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半俵(はんぴょう)の寒念仏(かんねんぶつ)と読みまオtす。那須町北西の半俵地区で年2回、「寒の入り」と「夏の土用」に行われます。源義経の奥州逃避行の伝説を起源とする念仏踊りでひっそりとよくぞ守られてきたと感心します。
 写真はともに那須町広報に以前掲載されたもの。2人の演者の頭上に注目!30cmほどの人形は義経と弁慶です。どんな踊りになるか興味わきますよね…そう、これがインターネットで見れるのです。
 那須町視聴覚ライブラリー所蔵のビデオ映像です。3分のダイジェスト版がありますが、14分23秒の本編がオススメです。切り絵と語りべ三本木ツヤさんによる伝説の話と念仏踊りを伝える地元の人々の熱意がとてもいいのです。
   クリック⇒地域文化資産ポータルサイト 半俵の寒念仏
 

今更ですが 芦野のうなぎの店 丁子屋

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マスコミに何度も取り上げられたお店。有名にしたのは那須町文化財指定の8畳ニ間の蔵座敷(写真左下)があり、そこでうなぎが食べられるからでしょう。創業から300年以上つづく丁子屋は最近まで旅館も兼ねていて、この蔵座敷は上級武士用に建てられたそうです。
 注文を受けてから料理するので出て来るまで30分前後は覚悟。うなぎはよく焼かれているためか口の中でとろける感じはありません。昔風なのかな?右の写真は1800円のうな重。特上2600円もありますが、うなぎは同じで数が2枚から3枚に増え二段重ねになっています。なお、蔵座敷で食べても値段は変わりません。
 伝統ある店ですが格式ばったところは全くなく、むしろ下町の食堂といった雰囲気でこの気軽さが気にいってます。蔵座敷で食べてこその店ですから、必ず「蔵座敷を」と予約して出かけましょう。飛び込みだと普通の座敷に通されてしまいますので。

ニッコウキスゲを観にいこう

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那須では誰でも行った事のある沼ッ原湿原。例年7月10日前後の1週間がニッコウキスゲの見ごろだ。黒磯観光協会では、今年(平成22年)から「沼ッ原の開花情報を知らせるブログ」を始めたので、比較的の最新の状況が分かり、ありがたい。
 クリック⇒沼ッ原湿原のブログ

 ところで、「ニッコウキスゲ」という名前が一般的になっているが、本来の和名はゼンテイカ(禅庭花)。ユリ科の多年草。朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花である。もちろん日光地方の固有種ではなく全国各地いたるところの高地で見られ東北地方や北海道では海岸近くでも見られる。
 群生する風景に人気があり那須から行きやすい大群落地に、尾瀬のほか日光の霧降高原、裏磐梯の雄国沼(写真下)、南会津の駒止湿原がある。