No.3411の記事

東山道の奥座敷的な隠れ手打ち蕎麦屋 そばよし

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伊王野中心地から東へ県道60号黒磯棚倉線、76号白河線の交差する梓集落に位置します。道路沿いにのぼりと看板があるのでそれに従い細い道を行くと小綺麗なお店が…。
 入口の横には外から蕎麦を打つ部屋がガラス張りで見える造りでした。ちょうど来店した時、蕎麦を打ってました。店内は天井が高く梁がむき出しの造りです。
 実はメニューを見ると天ざるそばには海苔が乗っているのでう〜ん(困った)。
天ざるそばの海苔なしで注文しました。それにしてもなんとゆうコストパフォーマンスでしょうか!800円です!逆に大丈夫なのか心配になってしまうのは私だけ…味的にも…。
 ところがです!そばは新そばと相まって田舎系でコシもあり甘みと香りのバランスがすばらしいものでした。これで寒晒しして熟成したそばを考えると凄いかもと期待し、その時期が来たら「かわら版」でお教えしようと考えてます。
 そば汁も色が濃く見えるが実にバランスの良い出汁でそばの味を引き立ててくれます。これはかなり、おすすめですね!本当にこの値段でいいのでしょうか?

 天婦羅は天つゆがそば猪口とは別にあり大根おろしとショウガのすりおろしが添えてあり、この天つゆも飲干したくなるほど美味しいですね...また抹茶ソルトも各テーブルにあり自分には嬉しい配慮です。椎茸、スティックブロッコリー、カボチャ、人参、かき揚げなど地物の野菜をおいしく頂け、お新香も添えてあります。

 大工さんでもある気さくな御主人とお話出来ました。ここの蕎麦は自家栽培で特に寒晒し蕎麦は手間隙かかったもので実に興味津々に話を聞くことが出来ました

<参考> 寒晒し蕎麦とは秋に収穫された新蕎麦を、細心の注意をはらって保存し、厳寒の冷たい清流に10日〜2週間ほど浸け、寒水で晒します。これを引き上げて晴天続きをみて山の寒風と紫外線の多い太陽光線で晒して乾燥するという、技術と労力の手のかかった玄蕎麦ということです。
 元は江戸時代、信州の高遠藩、高島藩は暑中信州寒晒蕎麦の名称で将軍家に蕎麦を献上した。一般庶民は口に出来なかった、かなりの高級な蕎麦だったという記録が残っているものです。そばよしさん、来年の寒晒し蕎麦に期待してます!

<そばよし:地図と営業データ>
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<追記> ”経験上”、13:00頃までに入店した方がいいですよ!案内では15:00まで営業になっていますが実際は13:00過ぎて客がいないとさっさと閉めてしまうことも…。それと定休日以外も営業しているかどうかの確認(電話)をオススメします。